鮎釣り入門 > 鮎釣り仕掛けの一例(全体)

2013/10/27更新

鮎釣り仕掛けの一例

このページは2013年に流心会へ入門したKN会員が先輩からアドバイスを頂きながら実践で使用した、簡単、且つ実用に耐えうる仕掛けをご紹介します。

ネットで検索すると釣り具メーカーはもとより、長年鮎釣りをしている方々が色々な仕掛けをご紹介されていますが、高価なメタルラインを購入する段階には至らない私のような入門者でも簡単に作れる仕掛けでありつつ、各部には諸先輩方のノウハウを取り入れた仕掛けについて、あくまでも一例としてご紹介するものです。

このページでは、下図を参照しながら大まかな説明をしますが、下図のA~Hの円をクリックすると、その部分の詳細説明のページが開きます。

全体の構成

1.全体図のように、①の天井糸、②の水中糸、③の鼻カン仕掛けとなり、鼻カン仕掛けの逆針にチラシばりや3本・4本イカリなどの掛け針を結びます。

私のような初心者は、これらの各パーツの種類や号数などがあまりにも多く、どれを使ったら良いのか??が全く見当がつかないところから始まります(汗)

これは「鮎釣り入門」編でも書いたように、釣りをする川の特徴や、使用する竿の長さや硬さ、そして肝心な釣り人の力量によって大きく変わるようです。

そしてたどり着いた究極の選択は・・・

【各糸の長さについて】
  • ③の鼻カン仕掛けはおおよそ30cmで良い。(長くても50cm以内だろう!?)
  • ②の水中糸は、その名のとおり水中に沈める部分だから、竿を立てて泳がせ釣りをメインでやる場合はおおよそ水深+αで良い。だから浅い場所から深い場所まで色々やるなら長いに越したことは無い。さらには水流が早い場所では鉛を付けても水面からおとり鮎までの水中糸はかなり斜めになるので、これまた長いに越したことは無い。
    あくまでも初心者の考えですから、鮎釣り名人やプロからのクレームは受付ません(滝汗)
  • 最後に①の天井糸の長さ=竿の長さ-②の水中糸の長さ-③の鼻カン仕掛けの長さ(掛け針のハリスの長さくらいは竿尻から出ても良いので無視)となるわけですが、次の天井糸の項で詳しく説明します。
【各糸の材質と太さについて】
  • すべての糸の材質と太さは竿とのバランスを考えながら自分で色々とやってみる!!(笑)
    ちなみに私の場合は急流も多い球磨川で且つ、25cmオーバーが当たり前に釣れる条件下だったため天井糸はフロロカーボン1号、水中糸はフロロカーボン0.6号、鼻カン仕掛けはナイロン1.5号、ハリスは針の大きさ次第ですが1.5号~2.5号でした。
  • なぜフロロだったかと言うと、メタルを使ったことが無かったので編みこみとか面倒な結線を覚える余裕も無かったことと、入門用としては高価だったこと(核爆)

天井糸の概要

全体の構成で説明したとおり、天井糸の長さは竿の長さから、その他の糸の長さを引いた残りで良いと思うのですが、一つだけポイントがあります。

それは、竿を複数本持参した場合、その長さに応じて全ての仕掛けを取り換えるのは大変なので、この天井糸の長さを可変できるようにすることです。

また、根掛かりやその他の要因で鼻カン仕掛けを交換したり、水中糸を結び直したりして全体の長さが変わった場合なども天井糸の長さを可変することで対応可能です。

それを実現する機構は図のBとCで構成されます。

そこで、仮に8mの竿と10mの竿を使いたい場合は、その差2mを調整できる機構にする必要があるので、図のBとCの間が最低でも2m以上必要だと言うことになります。
あとは仕掛けを結び直したりする分を吸収する余長があれば良いと思います。

私は天井糸にフロロを使いましたが、水が付いても竿先に絡まない優れ物もありますので、お金に余裕がある方はそちらがおすすめかも(汗)

水中糸の概要

メタルラインを使用する場合は、このページは参考になりませんのであしからず

このページで説明するのは、私が使った仕掛けであり、全てナイロン系のラインを使用したケースです。

水中糸は水中に沈める部分なので水の抵抗を受けにくいように細い方が良いようです。ちなみに私は天井糸から水中糸までを1本の0.3号PEラインで試したことが有りますが、PEラインは細くて強いのは良いのですが糸自体が編み込んであり(当たり前)、且つ、高感度が災いして水切り音がピーピーと聞こえるし、その振動がもろに手元に伝わり使いにくい事を実感しました。
その結果、安価でそれなりに強いフロロカーボンを採用しました。

鼻カン仕掛けの概要

入門間もなくは、この鼻カン仕掛けのラインにはフロロカーボンを使用しました。その後PEでも試しましたが、PEはふわふわし過ぎておとり鮎に逆針を差すときなどに不自由さを感じました。最終的にナイロンを使用したのは、鼻カンをプールジック結びにした場合フロロでは癖がつきやすかったからで、現在は他の結び方でやっているのでフロロでも問題は有りません。

この部分は短いので伸びることによる感度の鈍りなどは気にしなくて良いので現在でも癖の付きにくいナイロンを使用しているだけです。

掛け針について

「鮎釣り入門」編で、最初のうちは既製品を買った方が良いと書きましたが、私の場合は例外でした。

それは、近所の釣り具屋では既製品の3本イカリはせいぜい8号くらいまでで、球磨川の大鮎には不向きだったのです。

そこで、ばら売りしてある9号や10号の針に2.0号や2.5号のハリスを付けて巻く事になったのですが、ここでも大失敗

出費がかさむ中、近所の釣り具屋ではオーナーの鈎巻き器が\12,800と聞き、ネットで安価な物を探してα-BIC製を買ったものの、めちゃ使いにくいし、オプション冶具が手に入らず太軸の大きな針はセット出来ないのです。
「鮎釣りイカリ鈎巻き器の違いについて」のコーナーにて機構や使い方の違いについて詳しく説明していますので参考にしてください。個人的にはオーナーの鈎巻き器がおすすめです!!

しかし、オーナーの鈎巻き器でも8号が限界で9号、10号となるとオプションの台座が必要となりますが・・・オプション無しでも大きい鈎を巻く方法

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