鮎釣り入門 > アイディア紹介 > オプション無しでも大きい鈎を巻く方法(鮎釣りイカリ鈎巻き器)

2013/10/27更新

このコーナーでは流心会の会員が考案した便利グッズや、他のサイトで紹介されていた便利グッズの中から活用させて頂いている物・仕掛けなどをご紹介します。

オプション無しでも大きい鈎を巻く方法について

イカリ鈎を巻くときに、各社から発売されている鈎巻き器を使っている人が多いと思いますが、太軸の鈎や大鈎を巻く場合別売りのアダプター類が必要となる場合があります。

球磨川の鮎はとても大きく、この別売りのアダプターが無いと巻けない鈎を使うことを想定していなかったので、標準のセットだけを購入した際に手で直接ホルダーの溝に鈎を1本ずつ挟み込んで、軸を揃えて根巻糸で巻いていたのですが効率が悪く、なんとかして鈎を簡単にまとめることができないか代用品を探した結果、以下の方法で簡単にできたのでご紹介します。



下の写真は家庭内の電気配線などに使用されているVVFという電材です。ホームセンター等でも1m単位(店によっては10cm単位)で切り売りしています。

写真左側はVVF2.0右側はVVF1.6で、内部の銅線の太さがそれぞれ2.0mmと1.6mmのものです。

この電材の被覆をカッターなどで剥がして中の導線を取り出します。外側のグレーの絶縁材は使用しないのでボロボロに剥がしても構いませんが、内側の絶縁体を使用するので、この部分にはキズが付かないように取り出します。

取り出した導線についている絶縁体を適当な長さのところにカッターで切り込みを入れると簡単に抜き取れ

この抜き取った絶縁体(ビニール系のチューブ)を鈎の軸の長さより1mm程度短くカットします。

このチューブの中に3本の鈎をおもむろに差し込んで

とりあえず本体の溝に挟み込みます。

この時、軸の長さが揃っていることを確認します。(チューブはココを確認できる程度の長さにカットしておきます)

鈎の軸の根本が三角形の形になるように指でつまみながら、本体の挟み込みを再度セットして

チューブを抜き取ると出来上がりです。あとはハリスを通していつものように根巻糸で絞めていきます。

VVF2.0のチューブは中の銅線が2.0mmですが、銅線を抜くとチューブが少し縮まり内径は1.9mm程度となり、0.8mm~0.9mmクラスの軸太の大鈎がいい感じでまとまります。

VVF1.6のチューブも同様に内径が1.5mm程度に縮み、0.65mm~0.8mmクラスの軸の鈎がまとまります。

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