大鮎釣りで極細水中糸を使うには
鮎釣りの水中糸の弱点は結び目です。
糸そのものはかなり強いのですが、大型鮎が掛り竿で耐える時の
負荷がかかり過ぎると結び目のところから切れてしまいます。
もともと太い糸を使えばいいのでしょうが、糸の水切り抵抗を
考えると、出来る限り細糸を使いたいの欲望があります。
色々考えた結果、次のような実験をしてみました。
結び目から切れるなら結び目がなければいいじゃん!の発想から
瞬間接着剤を使った、結び目の出来ないチチワを作りました。
(実験の紹介ですから見やすい太い糸で説明します)
①糸の先端にエイトノットでチチワを作ります。
②先端のチチワに幹糸を通す
③先端に作ったチチワを固定し、そこから下の糸にヨリを入れ
ヨリを入れた部分に瞬間接着剤を塗布し固定する
これで完成です!
③これが実際に使う水中糸です。
今回はいつも愛用しているDUELアーマードの0.1号を使いました。
チチワの上の方は瞬間接着材で接合、PEラインなので結構しっかり接着が出来ました。
この状態でバネばかりで引っ張り切断強度を測定すると、なんと1.9kg~2.0kgと
いう実験結果が出ました。
この糸の強度はカタログ値2.0kgなので、ほぼカタログ値の強度を得る事ができました。
以前ループノットwの結び方で実験した時の結び目強度は1.6kgなので驚異的な強度です。
問題は瞬間接着剤で固定した糸が水中でどれだけ持つかの疑問もあり2時間ほど水に浸けて
置きましたが接着強度は変わりませんでした。
(因みに先端に作ったチチワは、水分により接着が剥がれた場合を考えて水中糸から
先の鼻カン仕掛けがスルスルと外れないための保険です)
週末はこの仕掛けで大型鮎が取れるかどうかやってみます。